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パイン日本一の町!東村NO1農家「當真農園」を直撃!

8月1日は「パインの日」!

語呂合わせでパ(8)イ(1)ンと読み、パイン出荷の最盛期でもある8月1日をパインの日と定め、沖縄県内外へ向け東村の完熟パインを宣伝する日にしよう!と生産者や行政、地域が力を合わせて広報活動を行っています。今年の8月1日もパイナップル生産日本一の東村から完熟パインやスナックパイン、ピーチパインなどの品種が那覇空港に持ち込まれ、青果やパインジュースの試食できるイベントを開き、多くの観光客に完熟パインのおいしさをアピールすることができました
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パイン生産日本一の町


沖縄県東村は本島の北部、大自然が数多く残るヤンバルの東海岸に位置します。
村の70%以上が森林、5%近くがダムや川ということからも自然の豊かさがよく分かります。代表的な観光地として国指定天然記念物に指定された「慶佐次(げさし)のヒルギ林」があり、山、川、海の自然を体感できるイベントが数多く企画され、観光の目玉となっています。
最近では「やんばるの東」というネーミングで東村の特産品をブランド化し頑張っています。

東村NO1農家!

IMG_7997.JPG當真さんが経営する農園は、パイナップル生産日本一の東村でも最高クラス、1級品のパインを生産する農園です。
JAおきなわ担当者の方に話を聞くと、「當真さんが作るパインは毎年最高の出来で東村に数多くある農家の中でも最高クラス、安心して消費者の方へ提供できます。」と一押しのコメントをいただきました。その品質と味から、過去にはTBS系列の「○○○の料理ショー!!」という番組で「東村の黄金パイン」と称されたほどです。最近でもテレビ局や雑誌社から取材依頼がくるそうですが、生産に力を注ぎたいという理由でお断りしているそうです。

日本一までの道のり!

當真農園では20年ほど前からハウスパインの生産を始めたそうです。現在、農園になっている場所は当時、不毛地でパインの栽培には適さない場所でしたが時間をかけて開墾し、たい肥をまくなど土作りに努力した結果、パインが栽培できるほどの土壌にすることができました。
しかし初めての収穫を目の前にした時期、台風が沖縄県北部を直撃し丹精こめて育てたパインが出荷できない状態になったこともあるそうです。
運よく、台風の被害を避けられたとしてもヤンバルに生息するカラスに実を傷つけられることもしばしばありました。
現在は、パイン畑全体に黒いネットを張ることによって台風の被害を避け、カラスからも実を守ることができるようになり、また、黒いネットには、パインの大敵、紫外線での日焼けを防止する効果もあるそうです。


當真農園のこだわり!


當真農園は東村の中でも高台にあるため眺めが最高です。農園のどの場所でも太平洋が一望でき、絶景の中で収穫をすることができます。東海岸に位置するため、朝方には朝日を見るドライバーが農道に列をつくるほどだそうです。
約450坪の農場に6500本のパイナップルを栽培していています。東村全体では最近スナックパインの生産が伸び、加工用の生産が少なくなってきているようです。
その為、當真農園ではスナックパインと加工用・青果用のハウスパインをバランスよく生産するよう心がけているそうです。
また、大きくおいしい実をつけるために毎日の手入れを欠かさず、不要な葉を落とす「間引き」も大切な作業の一つだそうです。
収穫体験もやっていたそうでこの時期になるとたくさんの小学生が訪れたそうです。過去には熊本の小学校の教材でも當真農園が紹介されたそうです。

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當真農園さんのご好意の下、ハウスパインの収穫体験をさせてもらいました。
たくさんのパイナップルの実の中から一番大きく、熟しているものを當真さんに選んでもらいました。実全体の5分目くらいが黄色になっているものや表面にある甲羅の溝がくっきりとして色が薄くなった物も食べごろだそうです。私自身、黄色いパイナップルだけが完熟パインだと想像していたのでこれは衝撃的でした。
パイナップルの収穫方法はとても簡単で、実をしっかり持って下に折るようにするとすぐに実を採ることができました。採ってみると実がずっしりとしていて、見た目以上の重さを感じました。後で自宅に帰って確認してみると2kgオーバーの超大玉!さすがプロの見る目は違いますね!

今後の展望!

最後に當真さんに、今後のパイナップル生産の目標を聞いてみました。
「東村はパイナップルの生産日本一になることができました。今後は今の味を安定して皆さんに提供できるようにしていきたいです。そして、今後は若い青年達が積極的に生産側に立てるようにしていきたい。それには現状の農家と行政、地域が力を合わせなくてはならない。」と熱く語ってくれました。

桃源郷「東村」

東村は「山原」と呼ばれる沖縄本島北部の東海岸にあり、村域の約72%は森林で、森林に源を発する大小14の河川があり、海、川、山、大自然がいっぱいの、時の流れをゆっくりと感じることが出来るすてきな場所!
今後、OKIKUMAでは桃源郷「東村」の魅力をドンドン紹介していきます。

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