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「楽茶陶房 ちゅらら」

IMG_1646.JPG楽茶陶房「ちゅらら」とは、音楽とぶくぶく茶、陶器の工房で、それぞれの漢字一字ずつを合わせた、お店の名前が「楽茶陶房 ちゅらら」!
音楽好きの陶芸家と郷土をこよなく愛する沖縄人(うちーんちゅ)が城下町首里当蔵にトタン屋根の民家でお店を構え、どこか懐かしい家に帰ってきたような気分にしてくれる、陶芸工房と喫茶店が一緒になったお店です。

このお店のオーナーは

IMG_1856.JPGこのお店のオーナーは夫婦で、自称:変てこな陶芸家と、ちぐはぐな二人と奥様はユーモアを交えて答えてくれました。
陶芸家は、日本ピアノ調律師協会会員、BDK(ドイツピアノ製作者協会会員)で、ピアノの調律も承りますとのことです。
音楽好きの方、陶芸に興味のある方、ゆんたく好きの方、ぜんざい好きの方ぜひ訪ねてみてください。


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~素敵な出会い・再会~

IMG_1698.JPGここの喫茶店はとても不思議で、何十年ぶりにバッタリとここで再会することがあるようです。
OPEN記念の時にも、隣のマンションの人とご主人のおじいさんが知り合いで何十年ぶりに会ったそうです。
私達が取材に行った日は、台風接近中で大雨でしたが、その日は店内でライブが行われる予定、台風接近で皆が心配する中、なぜかご主人だけはご機嫌!
話を聞くとその日も海外からわざわざ数十年ぶりに知り合いがいきなり尋ねてくれたそうで、その方とは古くからの付き合い。ドイツに留学した時に飲み友達だった・・・懐かしいですね~。古き良き思い出・・・。そう話してくれました。
その方のお供できていた方も実は取材班とは知り合いで偶然会ったと言う思わぬ出来事!偶然が重なり出会いにかわるんだと思い、外は雨だが気分は晴ればれでした。

楽器を奏でる陶芸家

IMG_1858.JPGそんな気分の良い日は楽器を奏でると言うご主人。店内にはジャズが流れているが、楽器を手にした瞬間、奥様が音楽を止める、あうんの呼吸。
そしてピアノを奏でたかと思えばフルートへ!そして私達のリクエストに答えて三線を弾いてくれました。外の雨音とオーナーが奏でる音色がなんとも言えないハーモニーでした!
来店されて運がよければ、ご主人の生演奏が聴けるはず!また毎月1度は店内でライブも行われています。


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陶芸家の自慢の作品!

「マブイ」
IMG_1717.JPGお勧めの作品を尋ねると『昨日窯から出したやつ』と言い、白い陶器で【マブイ】という名前をつけた水滴のようにも思わせる作品を見せてくれた。
「ミーチカップ」
てぃーち、たーち、みーち(方言で1,2,3)といい、カップの足が3つあることからその作品名がついたとそうです。白いカップはコーヒーを入れるとコーヒーの色素がしみこみ、使う人によってカップの色合いが変わって、それぞれの風合いが出てくるという

他の作品を・・・

IMG_1672.JPG藍色のきれいなのは旧作で、新作はうわぐすりを塗り重ねて風合いを出し、特殊な模様を出すような工夫をしたという。
新作は白い花瓶など白を基調とした作品が多く見られ、撮影のカメラアングルもこだわりカメラマンに指示する風景はやはり芸術家そのもの!(笑)。
白い作品が多いように感じたが、別の作品を見せてくれた。
白と黒が中心の新作が多く、藍色がかったものに緑、赤、黄色、青、螺鈿(夜光貝)の上薬で見る角度から色合いが変わるようにアクセントをつけるなどした作品も。いわゆる「ちゃんぷるー」文化をも取り入れた作品!


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ぶくぶく茶&茶菓子

IMG_1778.JPGお店では飲み物とお菓子でゆっくり出来ます。
その中でも紹介したいのがぶくぶく茶!沖縄の昔からのお茶で、白米を煎じて、さんぴん茶をいれて、それに沖縄の硬水が入り、混ぜると泡がたつ。沖縄の水と相性がいいらしく一日中泡が立っています。泡を立てる風景と音が古風でした。
茶道はいろいろあるようですが、ぶくぶく茶を最後まで飲むのは難しいのでお店では飲みやすいようにスプーンを付けています。

飲んだ感想は・・・

IMG_1759.JPG泡だけ飲むとちょっとのどが渇く感じです。泡の下にあるお茶と一緒にすすって飲むのがポイントですね。味のないわたがじとさんぴん茶を一緒に飲むような不思議な感覚と変わった味でした。
また、冷たい抹茶もあり、あっさりして美味しかったです。他にもグァバジュースが大人気でおすすめです。
値札は店の裏側にあるフクギの落ち葉を利用して値段が書かれていた。いい味が出ていてエコも感じた。
ほかにも庭には、アセロラ、ハイビスカス、椿などなど緑豊かな雰囲気の庭です。


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「楽茶陶房 ちゅらら」には楽しいものがたくさん!

IMG_1724.JPG店内には犬小屋が作ってある。その名もセコム!
観光客が来ると警備会社のセコムを真似て書いているのだろうかと思って笑われちゃうらしいです。

電話は昔ながらの黒電話を使用し、また、外庭には井戸があって、それも琉球石灰岩の柱がきれいに残っています。
沖縄にも古くからの井戸が残っているのはよく見られるますが、柱が残っているのは珍しく、文化財級の価値があると言う人もいるとか!

IMG_1646.JPG「えんどうの花」作曲家の宮良長包(沖縄の音楽の神様)さんが住んでいた家という「楽茶陶房:ちゅらら」

そこで生まれるアートが【美らら焼(ちゅららやき)】.

通常営業時間
11:00~20:00
ライブの際は21:00ごろまで延長します。
毎月第4土曜日は様々なライブ開催中!