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沖縄のす~じぐぁ(小道)

①IMG_8049.JPG沖縄に観光で遊びに来る方のほとんどが一度は訪れる場所。それが那覇のメインストリート国際通りだ。
国際通りは沖縄全土から特産品や文化が流れ込んで集まる場所でもある。その為、観光で訪れる人は必ずと言っていいほどここを訪れる。逆に言えば、何度も観光で沖縄に遊びに来ている人にとっては飽きてしまった場所かもしれない。
そこでOKIKUMA沖縄スタッフは、国際通りに程近い、あるスポットを紹介したいと思う。

壺屋やちむん通り

②IMG_1142.JPG写真のキャプションを入力します。国際通りの中央、沖縄三越の道向かいには平和通りと呼ばれるアーケード街が続いている。その平和通りを進んで行き、二又の路地を左に進むとその先に目的の場所はあります。
その名も、「壺屋やちむん通り」。やちむんとは沖縄の方言で焼物を意味していて、その名の通りここには昔ながらの技法で焼物を作っている窯元が多く残っています。
やちむん通りに入るとすぐに目に入ってくるのが壺屋陶芸センター、そしてその奥には壺屋焼物博物館があります。陶芸センターにはシーサー制作で有名な窯主や、壺屋焼の代表六窯元の作品が数百点展示されている。センターの方もとても親切で、壺屋の事なら何でも教えてくれる案内センター的な役割も担っています。博物館には沖縄の焼物の歴史が解る常設展示展や若手窯元の作品を展示する企画展など数多くの焼物が展示されています。ここに入れば、沖縄の焼物の歴史や現状が一目で解ります。


すーじぐぁ

さて、ここからはやちむん通りのす~じぐぁ(小道)を案内することにしましょう。
やちむん通りを進んでいくとすぐに「南窯(ふぇーぬかま)」という場所があります。ここは現在は使われていませんが、かつて窯元で多くの名作を生み出した場所でもあります。現在は喫茶店に併設されており、おいしいさんぴん茶をいただきながら古き良き窯元を見学することができます。ちなみに、南窯は喫茶店の中を通って入る入り口と建物の横からすぐに窯元に入れる2通りの入り方があります。
南窯を出てさらに進みます。やちむん通りは多くのすーじぐぁがあり、窯元も点在していますので陶芸センターでもらった地図を見ながら進んで行くことにしましょう。

さて、左手の路地に入っていくと景色が一変します。今までの整備された道路から昔懐かしい沖縄にタイムスリップしたかのように感じられます。
20mほど進むとその先に、喫茶店があります。
その名も「茶屋すーじ小(ぐぁ)」(笑)。ここも純沖縄といった雰囲気の喫茶店で、築70年の緑に囲まれた古民家を利用しています。テラスに座ってゆったりと沖縄の風を感じることができます。運がよければ看板娘の猫ちゃんに会うこともできるでしょう。ここのおすすめは、壺屋で作られた陶器の器で豚骨だしのこってりな沖縄そばを頂くことができます。これがまたウマいんです!

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焼物体験

すーじ小の隣には、先月号の表紙でもご協力いただいた窯元「育陶園」さんがあります。
壺屋の多くの窯元では「陶芸体験教室」が行われていて、実際に自分でシーサーや茶碗、湯のみなどを作ることができます。もちろん、専門の講師がみっちり教えてくれますので安心して作ることができます。
シーサーは守り神・厄除けとされ、子供が見てすぐに泣く様じゃないと立派なシーサーじゃないと言われることもありましたが、最近はお土産用にお店には綺麗なわかいいシーサーも並んでいます。シーサー作り体験も人気があって、時間をかけて作ったオリジナルのシーサーも味があって愛着が湧いてきます。沖縄の思い出の一つに手作りシーサーを作ってみてはいかがでしょうか。

乾燥→焼入れなど出来上がりまで約1ヶ月ほどかかります。お店の人に相談すれば出来上がり次第、自宅に発送してもらうこともできるようです

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やちむん通りの魅力

通りにはいくつもの有名な焼物屋が軒を連ね、赤瓦屋根や石垣、多くの木々など古き良き沖縄の風景を感じさせる町並みが楽しめる。そして国際通りなどの人ごみを忘れ、ゆったりとした時間をすごすことができます。

クリエイティブがお好みな方は、陶芸体験などで沖縄の歴史や文化に触れることもできます。また、旅のお疲れにもやちむん通りでゆっくりお茶をしながら沖縄の風・ゆったり流れる時間を感じてみてはいかがですか。

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壺屋やちむん通りへのアクセス

やちむん通り周辺は一方通行が多く、車でのアクセスは不便なことが多いです。那覇市内であればモノレールの牧志駅か美栄橋駅で降りて徒歩で向かうのが一番です。レンタカーなどで移動するのなら、国際通り近くで車を停めてから徒歩で行くことをおすすめします。