さて、本道をアップダウンを繰り返しながら、更に南に向かうと三叉路に到着。
ここで“やまなみ道路”と合流。以前は阿蘇から大分まで続く有料道路でしたが、現在は県道11号線として、くじゅう登山や観光に広く利用されている道。
数キロ行くと右折、産山村の県道40号線に入り、ここまでくれば目的地まであと僅か。坂を下りながら村の案内表示に従って左折、程なく池山水源へ到着。
池山水源の水温は恒温13.5℃、味はなめらかな味わいで舌に清涼感を与えます。
水質は中程度の硬水でミネラルが多く飲用に最適です。池山水源の水で入れたコーヒーは最高にうまい!
水源は池となっていていますが、透明度が抜群で水が余りにも透き通って綺麗なため、そこに水の存在を感じさせません。
池の底に砂地が見え、その砂が舞い上がる様子から水が湧き出しているのを確認できます。
辺りは樹齢200年以上といわれる杉に囲まれていて、緑を色濃く水面に映し、神秘的な美しさをたたえた様子は、「もののけ姫」の世界にも似ています。
毎分30トンにもなる湧水は、透明に、静かに湧き出し、しかし力強く流れ出してい行く流れ。水源池の中には苔むした水神像が厳かに立ち、奥の岩場にも水神様の祠があって、揺らぎ、さざなみ、さえなければ水の存在を忘れそうなそんな水源への旅でした。
帰りに水源の食堂で昼食(まだ暑かったので冷たい蕎麦に・・店お勧めの赤牛お茶漬け定食は、これからの季節にはいいかも)を食べながらお店の人と、沖縄の知人によく聞くというエイサー談義に編集長の話にと盛り上がり、9月号はエイサーの記事ですよ、と話した最後にパソコンがネット環境になくて、5年ほど接続しておらず、OSソフトもMeという事でオチつきました!?
なお、駐車場中央から下へ降りた、川沿いに水汲み場、と言うか給水所が。
今回の道々で車椅子での利用可能なトイレは順番に“道の駅大津”ここは自販機も充実、車椅子トイレ他、食堂・売店・催事場も完備。次の”かぶと岩展望所“までは20数キロあるので、小休止はお早めに。
”大観峰展望所““池山水源”といずれも車椅子で利用できる設備が完備なので、お出かけには打ってつけ。
阿蘇山系にはまだまだ沢山の名水・水源があり、疲れた体と喉を潤す清水の存在は、何者にも代えがたいもの。
沖縄の皆さんも時間が許せばお好みの水源を探して見てはいかが?